Interview

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LOVERSIONのスタインウェイはとても弾き心地が良く、メリハリがつけやすいです。

2024年08月26日
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ピアニスト
栄(ドーザー)愛さん

Q. この度はご利用ありがとうございました。
現在の活動拠点はどちらですか?


A. ドイツです。ドイツの大学院を卒業後、ドイツで仕事を続けております。

Q. この度は、リストの超絶技巧練習曲の素晴らしい演奏がメインのプログラムでした。練習曲がお好きですか?

A. 私の先生が最近このリストの超絶技巧練習曲を全曲を録音しまして、その影響も大きいですね。

Q. 当サロンのスタインウェイグランドピアノNY製は弾いてみていかがでしたか?

A. とても弾き心地のいい、メリハリがつけやすいスタンウェイで、とても良い経験をさせて頂きました。音響も、あの空間を考慮してよくバランスの取れたもので聴き手も無理なく楽しめたと言っておりました。

Q. 時々、日本へ帰国されてコンサートをされているのですか?因みに、榮さんでしたらショパン24の練習曲も全曲弾けそうですが…。

A. 通常1年に1度、帰国しています。ぜひまた次の帰国の際に演奏会をさせて頂けたらと思っています。ショパン24の練習曲も考慮いたします。

ありがとうございます。ショパン24の練習曲は合理的かつ美しい芸術作品だと思っていて、私は大好きです。ともかく、またお目にかかれることを楽しみにしております。そして今後ともグローバルでのご活躍、心より期待しております。



LOVERSIONのスタインウェイは少し個性的な音色で華があり、表現の仕方で音の鳴り方がよく変化します。

2023年02月14日
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ピアニスト
三田貴広さん
三田貴広の紹介ページ(スペイン語)
三田貴広YouTubeチャンネル→こちら

Q.この度は遥々スペインからお越しになり、当サロンでファミリーコンサートを開催頂きましてありがとうございました。家族の代表者としまして三田貴広様のプロフィールを教えて頂けますか?

A. 5 歳でピアノを始め、東京都立芸術高校、東京藝術大学を経てブリュッセル王立音楽院ディプロマを卒業し、バレンシア国際大学音楽学修士を取得しました。スペインを中心にソロ、室内楽の活動を行っています。マリア・カナルス音楽コンクール第二位、カルレピアノコンクール第三位およびスペイン音楽賞、フェロール国際音楽コンクール第二位、聴衆賞、スペイン音楽賞、ウエスカピアノコンクール第一位の受賞歴があります。現在アラゴン高等音楽院ピアノ科教授をしておりまして、これまでに、故小林睦子、ジャン・クロード・ ヴァンデン・アインデン、アキレス・デル・ヴィーニュの各氏に師事しました。
 
Q. この度のコンサート内容(概要)はどのようなものでしたか?

A. まず、夫婦で四人の作曲家の舞曲を連弾で演奏しました。つぎに次女がチェロで小曲を二つ、前半最後は三女のヴァイオリンでベートーヴェンのソナタ「春」を演奏しました。後半は私がピアノで、ショパンの12の練習曲Op.25を演奏しました。アンコールには長女がピアノで参加して、子供三人によるエルガーの愛の挨拶を演奏してコンサートを締めくくりました。

Q. 音楽で繋がっている絆の深い素敵なご家族ですね。差し支えない範囲でご家族のご紹介を頂けますでしょうか?

A. 妻のエレーナはピアニストで、現在住んでいるスペイン、ウエスカの音楽院で教えています。子供は四人おります。長女はピアノを十年ほど勉強して、音楽院の中等課程も修了しましたが、現在は趣味として続けています。 次女は中学三年生で、チェロをマドリッドのアカデミーで勉強しています。三女は中学一年生で、ヴァイオリンをサラゴサの音楽院で勉強しています。今回コンサートには参加しませんでしたが、小学生になったばかりの長男もヴァイオリンを習っています。楽器を始めることは、親の方から薦めましたが、将来音楽家になるかどうかは自分たちで決めることだと思います。たとえ他の仕事をすることになっても、音楽が人生の助けになってくれることはあるでしょう。最近では、家族共通の話題がある、というのも良いことだと気づきました

Q.様々な会場で様々なピアノを弾き、今日に至る事と思います。この度はスタインウェイニューヨーク製の独特な個性に関わらず、ショパンの練習曲作品25の全12曲を素晴らしい技術で弾いて下さいました。そんな三田先生にこそお伺いしますが、LOVERSIONのピアノの特徴はどんな感じだと思いますか?

A. 新しい楽器ではないので、決して技術的に弾きやすいピアノではないです。かといって、良く調整されてるようで、メカニックに問題があることはありません。音色は、おそらく年代から来るのでしょうが、少し個性的です。私はとても気に入りました。スタインウェイらしい華があり、表現の仕方によって音の鳴り方が良く変化します。ピアニストの要求によく答えてくれますが、同時に弾くのがとても楽しい楽器です。広い会場ではないので、バランスのとり方と、ペダルに注意が必要かと思います。

Q.今後、挑戦したい曲や弾きたい曲などは…?

A. 自分が実際にコンサートで演奏するレパートリーをどんどん増やそうとはあまり思いません。自分の手持ちの曲でもまだまだ良くしていきたいですし、新しい発見は常にあります。ただ、表現の幅を広げる意味でも、新曲の練習は続けていきたいです。ハイドンの小さなソナタ、リストの小品、スペイン物全般に興味があります。

音楽家としても人間としても自分を高めていく為に自主的なコンサートは計画し続けていけたらと思います。

2022年09月21日
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コントラバス奏者
高杉健人さん
高杉健人の公式ブログ

Q.この度は素晴らしい演奏をありがとうございました。まず、高杉健人様のプロフイールを教えていただけますか?

A. 幼少の頃に母からエレクトーンを習いピアノを少し弾いた後にロックに出会ってエレキベースを始めました。そしてベースにのめり込むとその元であるコントラバスに興味を持ちマンドリン部でコントラバスを始めました。それから中央大学に入学するのですが、音楽への興味は強まる一方でエレキベースでバークリーに行くかコントラバスで芸大に行くか悩み、結果として東京芸術大学へ進学しました。卒業してからは全国のオーケストラで演奏しておりましたが次第に他のジャンルの演奏も増えてきました。ミュージカルに参加させてもらい2つベースの持ち替えや、今までジャーマンボウでの演奏でしたがアルゼンチンタンゴと出会いフレンチボウも始めライブ活動も多くなり、スタジオミュージシャンとしての演奏も増えました。
 
Q.今回、8回目のコンサートシリーズ「CONTRABASSISM」ということですが、具体的にどのような内容でしたか?

A.コントラバス弾きの間で良くする会話の1つに音大を卒業するとハイポジションを弾かなくなる、という話があります。学生の時は試験に向けてソロの曲を沢山練習するのですが、卒業すると仕事で弾く内容は低い音で旋律楽器を支えるのが大半になります。プロの演奏家でも使わなければ技術は衰えてしまうので、意図的にソロコンサートシリーズを作ったのが「CONTRABASSISM」です。最初の頃はピアノ伴奏でクラシックの物を演奏してましたが、ソロタンゴベースのみを弾く回があり、その次として無伴奏の回として開催したのが8回目のコンサートでした。

Q.コントラバスで無伴奏のソロ演奏をされるということは、相当な実力やご自身のオリジナリティーがお有りとお察し致します。そこで、日頃の音楽生活に興味が沸くのですが、、、主にどのようなお仕事(出演や活動など)をされていらっしゃるのですか?

A.相当な実力をいつの日かつけたいと思ってソロ演奏をしています。日頃は、東京室内管弦楽団首席コントラバス奏者としてオーケストラを演奏したり、アーティストサポートやレコーディング、タンゴやポップスなどのライブ活動、マンドリンや吹奏楽、レッスンや指揮などをしております。

Q.クラシック、ポップス、ジャズ、ラテン…など多彩な音楽を演奏されるようですね。広義な音楽観をお持ちですと可能性も広がると思います。と申しましても、やはり得意分野はあるのですか?どんな分野が得意なのでしょう?

A.なんでも出来るとは自分では思っていないのですが、ベースが必要となる音楽はどんどん演奏していきたいと思っております。ですが器用貧乏にはなりたくないので軸としている音楽はあります。クラシックとアルゼンチンタンゴ、ポップスです。外のジャンルを研究したら、今までの勉強の仕方がガラリと変わりより良くなったと思っています。

Q.LOVERSIONの空間はいかがでしたか?ご利用された感想がありましたら教えていただけますか?

A.コントラバスのソロの音域は他の弦楽器に比べて鳴り辛く通り難いと言われてます。自分がソロを弾く場所に求めるのは豊かな響きなのですが、響きにも色々な親類がありまして、特に音が跳ね返ってくる壁までの距離と壁と床の材質に拘ります。今回は無伴奏なので西洋の教会のような石造りに近い音響を求めて、ラバージョンさんに目をつけた次第です。演奏して思った通りの響きの種類で楽しく演奏出来ました。

Q.今後のコンサートやプロジェクト、または何か計画や展望がございましたら是非教えていただけますか?

A.プレイヤーとってのコンサートは大きく分けて2種類になると思います。依頼されて演奏する機会と、自分で作る演奏の機会です。前者は依頼された時間に用意して頂いたホールに向かい演奏しますが、後者は宣伝や事務作業も含めて全て自分になります。音楽家としても人間としても自分を高めていく為に自主的なコンサートは計画し続けていけたらと思います。また次のソロCD制作も機運が高まったら行いたいと思います。

自分らしい演奏を心がけて...子供の頃を忘れずに...

2020年01月11日
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 ピアニスト
加瀬早苗さん

クラリネット奏者
戸張有香さん

Q.1. この度はとても素敵な演奏会をありがとうございました。まずは加瀬早苗様、戸張有香様のプロフィール、音楽スタイルなどを教えていただけますか?

A.
―加瀬さま
埼玉県生まれ。6歳よりピアノを始める。埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科ピアノ専攻を経て、日本大学芸術学部音楽学科ピアノコース卒業。在学時、ソリストとして同大学管弦楽団とR.シューマンのピアノ協奏曲イ短調Op.54を共演。ジェームス&道子・ダン記念奨学金を授与される。第36回国際芸術連盟新人オーディションに合格、および審査員特別賞を受賞。第24回ピアノ教育連盟オーディションにおいて、奨励賞受賞および全国大会出場。2015年、自身として初のソロリサイタルを開催。オールJ.S.バッハプログラムでの開催で好評を博す。現在はソロ、声楽・器楽伴奏等の他、作曲、編曲等、幅広い分野で音楽活動を行なっている。
 
―戸張さま
埼玉県生まれ。13歳より吹奏楽部でクラリネットを始める。埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科を経て、フェリス女学院大学音楽学部器楽学科卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美ディプロマ科修了。ギィ・ドゥプリュ氏、ポール・メイエ氏のマスタークラス受講。クラシックの演奏活動の他、クラリネットだけのビッグバンド「BLACK PIED PIPERS」ではアルトクラリネット奏者として参加するなど、ジャンルを問わないスタイルで精力的に活動している。また、小学生から社会人の吹奏楽バンド指導、ヤマハ大人の音楽教室講師として後進の指導にあたっている。

Q.この度、具体的にどのようなコンサートだったか教えて頂けますか?
 

A.今回は、普段からクラシック音楽を聴いておられる方向けというよりは、あまり馴染みのない方でも楽しんで聴いて頂けるコンサートを心がけました。そのため、前半はJ.S.バッハの「G線上のアリア」や、この時期(クリスマスの時期)には様々なコンサートでよく演奏されるシベリウスの「樅の木」など、どなたでも耳馴染みのある曲を多く取り入れたクラシック中心のプログラムに。後半は、ジャズや、映画音楽、ポピュラー音楽など日常生活の中でも聴く機会の多い曲を中心に、というプログラム構成にしました。

Q.今回、初めてお2人で共演とのことですね?お2人の馴れ初めのようなものをお聞かせ頂けますか?

A.私達二人はもともと大宮光陵高校での同級生なのですが、以前その高校時代の共通の友人の結婚式で、久しぶりに一緒に演奏をした事と、その後にも伴奏のお仕事の場面で一緒になった事で、「一緒に演奏会をしたいね」という話が自然と立ち上がり、今回のコンサートの企画に至った、という形です。

Q.音楽家として心掛けていること、コンサートの演奏で心掛けていることはどのようなことでしょうか?

A.
―加瀬さま
丁寧に演奏を作り上げる、という事はもちろんですが、その上で、出来る限り自分らしい演奏をお客様に届ける、という事を、心がけています。
 
―戸張さま
常に妥協せず、向上心を忘れずに、技術を磨くのはもちろんのこと、お客様のニーズに答えられるようなプログラムを心掛けています。

Q.この度、戸張さんのCD販売もありましたが…どのような内容のCDですか?

A.私が所属しているクラリネットだけのビッグバンド「BLACK PIED PIPERS」のファーストアルバム。東京を中心に活動し、日本で唯一とも言えるクラリネットだけのビッグバンドですが、ここ数年で仙台、大阪、博多に姉妹バンドができ、クラリネット界では、さらに注目を集めています。
クラリネットでこんなことができるんだ、とクラリネットの可能性に驚いていただけたら嬉しいです。クラリネット吹きの方や、あまりクラリネットに馴染みのない方にも、ぜひ一度聴いていただきたい一枚です。

Q.OVERSIONのスタインウェイグランドピアノはどういう感じでしたか?

A.とてもキラキラした音色で、必要以上に無駄な力を加える事無く、自然に豊かな響きを出す事のできる楽器でした。

Q.LOVERSIONの印象や特徴、使用した感想などありましたら教えて頂けますか?

A.
―加瀬さま
とてもアットホームな空間で、お客様にも、普段より、より近い距離で演奏や、雰囲気を感じて頂く事のできる会場だな、と感じました。
 
―戸張さま
演奏者とお客様の距離が近く、アットホームな雰囲気の演出ができる空間だと感じました。お客様からも、楽器の音色や息づかいを間近で聴くことができ「得した気分になった」と、ご感想をいただきました。

Q.今後のご計画や展望などを是非、お聞かせいただけますか?
 
A.
―加瀬さま
あまり肩に力を入れず、常に「自分らしい演奏を追求し、より良い演奏をお客様に届ける」という気持ちにぶれずに、今後も演奏活動をしていきたいと思っています。
 
―戸張さま
音楽が好きで好きでたまらかった子供の頃の気持ちをずっと忘れずに、演奏活動や教育に携わっていきたいです。また、一人でも多くの方に音楽を楽しんでいただくお手伝いをしていきたいです。
 

テクノロジーとクラシカルの融合、現代音楽的な作曲技法や演奏法、音響彫刻...研究を深めて実現したいですね!

2019年04月05日

添付のPDFファイル1を開く

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作曲家/アーティスト/エンジニア
三島元樹さん
STUDIO MONOPOSTO Web

※三島元樹さんのインタビュー内容は回答が長いため、写真の上の「添付のPDFファイル1」に掲載しております。

気軽に足を運べるクラシックコンサートを作りたいです。

2019年02月17日
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ピアニスト
赤松美紀さん
赤松美紀オフィシャルサイト

Q.この度はご利用いただきましてありがとうございました。まずは赤松美紀様のプロフィールや活動内容などを教えていただけますか?

A. ピアノを2歳から始め、国立音楽大学附属中学・高校を経て、国立音楽大学音楽学部ピアノ科を卒業しました。学生の頃はアンサンブルピアニストとして大学主催の演奏会に数多く出演し、現在はソロを中心に活動しています。2017年夏にはドビュッシーとショパンをテーマにソロリサイタルを開催しました。

Q.この度はラバージョン音楽サロンで、「音の小箱」という催し事をされましたね。LOVERSIONと相性のいいタイトルだと思いました。具体的にどのようなコンサートだったか教えていただけますか?

A.「音の小箱」はわたしの理想を詰め込んだコンサートで、クラシックコンサートに行くことに抵抗ある方でも気軽に足を運べるよう、演奏時間を40〜45分にし、どこかで耳にしたことのある曲を選び、また、チケット代もお手頃に設定しました。そしてそれだけでなく、質の良い演奏を提供することもテーマの1つとしています。その結果、クラシック音楽を愛してくれる方が一人でも増えてくれることを願っています。


Q.赤松美紀様にとって「音の小箱」を実行をするメリットはなんだと思いますか?

A.元々「音の小箱」を企画しようと思った理由の一つに、クラシックコンサートに行くことに抵抗のある方も気軽に足を運べるようなコンサートを作りたいと思ったのがきっかけです。「音の小箱」を開催することによってそのような方が増えてくれたら何よりも嬉しく思います。

Q.今までに色々なピアノを弾いていらっしゃると思います。LOVERSIONに置いてある スタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製をどのように思いますか?

A.ニューヨーク製はキラキラした音が出るので、ニューヨーク製に出会うと嬉しくなります。LOVERSIONのピアノは、コントロールがしやすくタッチによりしっかりと音色を変えられ、低音から高音までバランスの取れた響きを出せるので、演奏していてストレスのないピアノでした。


Q.LOVERSION音楽サロンの印象や使用した感想などありましたら教えて頂けますか?

A.空間としては広くないですが、その分、お客様との距離が近く演奏している姿を間近で見ているだけで、普段と違った雰囲気を楽しんで頂けたと思います。

Q.是非、またのご利用をお待ちしておりますが…今後もPart2、3と継続されるご予定ですか?どのような企画をお考えでしょう?今後のご計画や展望などをお聞かせいただけますか?

A.今回「音の小箱1」としました通り、「2、3・・・」も開催致します。企画内容としては変わりませんが、今回は「ピアノで贈る小さな音楽会」をテーマにしたのを次回は「ピアノ連弾によるオーケストラ名曲集」をテーマにしています。クラシック音楽を愛してくれる方が少しでも増えてくれることを願って、音の小箱を続けていこうと思います。

即興ピアニストとして、無声映画の伴奏に従事しています!

2019年02月11日
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即興ピアニスト
榎政則さん
榎政則サウンドクラウドサイト

Q.この度はフランスから一時帰国でのリサイタル開催、ありがとうございました。榎政則様のプロフィール、活動内容、音楽スタイルなどを教えていただけますか?

A. 当日配布のプログラムと同一のものです。普段の活動としては無声映画の伴奏ピアニストが主となっております。1900~1935年あたりの映画で、当時のスタイルそのままに映画にピアノの即興演奏でその場で音楽を付けます。その時の音楽は極めて自由で、クラシカルな音楽からジャズ・ポップス・民謡にいたるまで、様々な音楽を使います。映画以外にも、ダンスや演劇、インスタレーション作品にも伴奏をつけることがあります。様々な分野に音楽を即興でつけていくのを得意としています。
(プロフィールはこちら)→ 1991年生まれ。2009年麻布高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部作曲科を2013年に卒業し、そののち渡仏し、パリ国立高等音楽院音楽書法科第二高等課程および鍵盤即興科第一高等課程を2018年に卒業。2013年に稲垣足穂の小説による自作音楽劇「黄漠奇聞」を発表。2016年にARS MUSICA音楽祭に招待されヴァイオリンとピアノのための「竹文様」を発表。その他日本と欧州を中心に委嘱作品を多数発表している。2016年よりFondation Jérôme-Seydoux Pathéの無声映画の伴奏ピアニストとして定期的に活動するほか、Forum des Images、Cinémathèque Françaiseなどパリの主要や映画館でも無声映画の伴奏ピアニストを務める。また、2016年より小原花と「空箱」を結成し、声と即興演奏の舞台作品を定期的に発表している。

Q.この度「ピアノ即興リサイタル」をされました。知的好奇心をわかせるプログラム内容とお見受けしております。具体的にどのようなリサイタルだったか教えていただけますか?
 

A.2015年秋からパリにて即興演奏を勉強し始めました。今年をもって3年のプログラムが終わり一つの区切りとしてパリで勉強してきたことを披露する、というのが目的です。単純な伴奏付けから、クラシック音楽の形式を用いたり、声との共演をしたり、世界の音楽を使ってみたり、とひとつひとつにコンセプトを持たせながらバリエーション豊かな即興演奏する、というのがしたかったことです。

Q.今回、楽譜発売もしていらっしゃいましたね。どのような楽譜ですか?

A.今回の演奏会を記念して、出版社の方から楽譜を出版しないか、との打診がありました。そこで、この楽譜通り弾けば、「私の即興」を演奏できるというのがコンセプトの楽譜になっております。楽譜に書かれたものでありながら極めて即興的で面白い楽譜に仕上がっていると思います。

Q.フランスで習得されたと思われる即興演奏とは、どういうものなのでしょうか?

A.ひとつには、「考えられた即興」というものです。自分の癖に任せるというのではなく、しっかりと構築し、考えながら即興演奏をしていきます。また、即興ならではの緊迫感や驚きというものを大事にしています。

Q.LOVERSIONのスタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製はどのような弾き心地、音響でしたか?

A.特に弱音が美しく、つい弱音を多用したくなってしまいました。ホールとの兼ね合いもあるとおもいますが、非常に繊細で色合いが豊かであったと思います。どのような音楽にもベストな響きをもたらす非常に弾いていて楽しいピアノでした。

Q.LOVERSIONの印象や使用した感想などありましたら教えて頂けますか?

A.こじんまりとしていて、今回のように大切なお客様を集めての演奏会にはうってつけだと思いました。またレストラン部分も落ち着く空間でした。またの機会がありましたらよろしくお願い致します。

Q.今後のご計画や展望などをお聞かせいただけますか??

A.無声映画の伴奏はなんとしても日本でもポピュラーな文化になってほしいと思っておりますので、実際の活動を通して普及していきたいと思っております。また即興演奏ピアニストとして、インスピレーションとアイディアに満ち溢れた様々な形の演奏会を提示していきたいと思っております。
 

私ならではの「朗読と音楽」、これからも続けます!

2018年05月18日
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ピアニスト
山口亜弥子さん

 Q.この度はありがとうございました。まず、ピアニスト山口亜弥子様のプロフィール等を教えていただけますか?

A.神奈川県在住です。私は小学校からのんびりとピアノを始め、国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻を卒業後、ノルウェー王立ベルゲン大学グリーグ音楽院へ3年間留学し、大学院を修了して帰国しました。帰国後は日本とヨーロッパを行き来しながら演奏活動を続けていましたが、現在子育て中のため、国内を中心に活動しています。朗読は全くの独学ですが、言葉の表現方法は今まで共演してきた声楽家たちから吸収させて頂きました(笑)。
 
Q.この度はラバージョン音楽サロンで「こころに花をさかせましょう」という催し事をされました。具体的にどのような会でしたか?

A.お話の場面に合わせてピアノ曲を織り込むという形で、昔話「花咲かじいさん」の朗読とピアノ演奏をお届けしました。全部で17曲ほど織り込みました。曲数としては多いですが、時間としては1曲5分前後の曲ばかり。こういうピアノ小品はアンコールなどで弾かれても演奏会のメインとはならない曲が多いので、そんな曲たちを集めてみました。
 
Q.朗読と音楽のコラボレーションには、どのような魅力がありますか?

A.「クラシック音楽」と聞くと敷居が高そうな印象を持っている方も多いようですが、実際はバラエティー番組やテレビドラマなどでもBGM的に使われるなど、意外と普段耳にしているものなのですよね。そして、そういう時には何も身構えずに聞くことが出来るなら、それを演奏会形式にても面白いのではないか、と思ったのがこの企画のきっかけです。
 
Q.少人数の規模で行う演奏会のメリットはなんだと思いますか?

A.一対多数、ではなく一対一のコミュニケーションが取れることでしょうか。そのような環境はLOVERSIONのHPにもあるように、「もっと自由に」なれる空間だと思います。今回の私のような企画はまさにLOVERSIONのサロンだったからこそ出来た企画でした。
 
Q.ラバージョンのスタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製の弾き心地はいかがでしたか?

A.弾き手に素直で、音楽を一緒に楽しめる楽器だと思います。
 
Q.LOVERSION の印象は?

A.駅に近く、隠れ家的なサロンです。会場の中も落ち着いた色合いで、とてもおしゃれ。会場の隅々までにオーナーの熱い想いが詰まっているのを感じます。それなのに、いろいろな企画に合わせて会場が変貌出来るという柔軟さ!企画者の腕を試すことが出来る会場だと思います。
 
Q.今後もお子様から大人までが楽しめる企画をお考えの事と思います。ぜひ、今後のご計画や展望などをお聞かせいただけますか?

A.私ならではの「朗読と音楽」というこの企画をこれからも続けていきたいと思います。次回をお楽しみに!

将来、患者さんのための義援コンサートを開催したいです!

2018年05月15日
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クラリネット奏者
李柏陞さん

Q.この度はありがとうございました。まず、李様のご経歴や音楽活動歴を教えていただけますか?

A.クラリネットを習い始めたきっかけは小学生の時の学校の吹奏楽団でした。当時は元々フルートを習いたかったが、フルートを学びたい子が多すぎて必要人数を超えていたというわけでした。そこで、吹奏楽団の先生に「君の口はクラリネットに合う」と言われてクラリネットと縁を結ぶことができました。中学生になってから医師になると決めたため、音楽より学業のほうに力を入れていたが、学校の吹奏楽団や台北青年吹奏楽団に参加していた。その他、クラリネットの個人コンクールにも参加し、市大会や県大会でいい成績をとって全国大会にも出場していました。こうして、一人前の演奏者になりたいという気持ちが強くなって、リサイタルの開催に至りました。
 
Q.この度はラバージョン音楽サロンで「旅立ち」というコンサートをされました。どのような思いで開催されましたか?また、具体的なコンサート内容を教えてください。

A.前回のリサイタルは3年前のことで、この3年間自分はどれくらい成長したかを確かめたいという思いがありました。また、海外でコンサートを開きたいという夢もありました。今回のコンサートでより高い目標を目指すことができるのではないかという自信がつきました。
前回のリサイタルが終わってからずっと将来の音楽活動を計画していました。短期滞在なため練習時間もあまりないことから、短時間で伴奏合わせできる曲、例えばソナタ、舞曲、solo pieceなどを一番優先にプログラムに入れました。そのためプロコフィエフやサン=サーンスのソナタ、リベルタンゴ、ルーマニア民俗舞曲、ジャコモ・ミルッチョのソロ曲と華やかなヴェニスの謝肉祭を選びました。

Q.李さんにとって音楽にはどのような魅力がありますか?

A.音楽は一つの技術であり、自分を磨き続けることによって一つ一つの音に含まれる感情が見えてきます。よって、同じ作品であっても感じ方や解釈の仕方が違ってくる。これが私にとっての音楽の魅力です。それに、音楽を聴くときは絵や文学を鑑賞するときと違って、好きなところに留まって作品が伝えたいことなどを考えることができない。音楽を聴く人にとっては、音は一瞬のもの。演奏者にとってもそうです。ミスをしたところを再演することはできない。こういう「さかのぼれない」ところも音楽ならではの魅力だと思います。
 

Q.少人数の規模で行う演奏会のメリットはなんだと思いますか?

A.少人数の規模で行う演奏会は昔の室内楽に似ていて、それに加えて観客がほぼ自分の知り合いなため、プレッシャーを感じずに演奏することができると思います。また、演奏者と観客との距離の近さも小規模のコンサートのメリットだと思います。演奏会が始まる前に演奏会の開催理由や演奏内容、曲の歴史、作曲家などの紹介をすることができるほか、演奏会が終わった後来場者を感謝する場面を設けることができ、集合写真を撮ることもできます。こうして、初めてクラシック音楽に触れる方にとってとてもいい始まりになるのではないかと考えます。演奏者にとっても、素晴らしい音楽経歴になります。


Q.LOVERSIONの印象は?

A.大変いい印象が残りました。広さは丁度良くて、音響効果も優れています。エコーが多すぎず、音を後ろまできれいに届けられます。そして、吹き抜けがあって気持ちよく演奏できました。一階と二階の間にも客席があって、より多くの観客を収容できるほか、色々な角度から演奏会を楽しむことができます。本当に素晴らしいデザインだと思います。それに、チラシやパンフレットを置く場所もあって、総合的に言えば欠点のない音楽サロンだと言えるでしょう。今回は二階のキッチン・ダイニングスペースを楽屋として使いましたが、ウォームな雰囲気が素晴らしく、演奏会が終わった後の交流の場所として使うのもいいと思います。キッチンがあるから軽食を食べながら交流することもできます。
 

Q.現在、台湾の医学部で勉強されているとのことですね。 これからも医学と音楽を両立させるお考えだと思います。今後、どのように音楽活動をご計画ですか?展望などをお聞かせいただけますか?

A.これからの目標として、患者さんのための義援コンサートを開催したいです。医師でありながら、音楽で人々を助けることが私の夢です。私が大変尊敬している医師、アルベルト・シュバイツァーが13回の義援コンサートから集めた義援金を使ってアフリカでランバレネ病院を建てたように、私も自分の音楽でコンサートを開くことを通して、病気に苦しむ人への関心を喚起できればと考えます。こうして、医学と音楽の両立を通じて自分の価値を発揮したいです。いつか、アルベルト・シュバイツァーのような存在になりたいです。

ネット配信で独特な演奏アレンジを続けて、楽譜も公開予定です!

2018年02月18日
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配信ピアニスト
ゆうゆうさん
ゆうゆうweb

Q.この度はご利用いただきましてありがとうございました。ゆうゆう様のプロフィールや活動内容などを教えていただけますか?

A.熊本出身の神奈川在住です。小学校より合唱コンクールの伴奏でピアノを弾き始める。ピアノを習ったことはなく、完全独学による演奏です。現在は楽譜を用いず楽曲のイメージを音で聴き取り、アルペジオを得意とする独自の演奏スタイル「耳コピ」にて、 ネット配信を通じ、たくさんの方々へ癒しの演奏をお届けすることを趣味としています。本業は会社員ですので、仕事ではなく、趣味でピアノを弾いております。

Q.この度はラバージョン音楽サロンで、珍しいタイプの興味深い催し事をされましたね。具体的にどのような会だったか教えていただけますか?

A.近年、インターネット配信で演奏するアーティストが注目を集めています。インターネット配信は、誰でも、いつでも、どこでも、無料で視聴できるためとても人気です。私の配信には、2600人の登録視聴者がおり、 沖縄から北海道、香港、韓国にまで、視聴者がおります。今回のライブコンサートは、私の視聴者を対象とした、グランドピアノによる、臨場感ある生演奏と、初めて会う私や、視聴者同士の交流を目的とした会です。

Q.ゆうゆう様にとつて演奏会(ライブ)のメリットはなんだと思いますか?

A. ネット配信はその匿名性から、配信者さんと視聴者さんとの生の交流を行う場として、ライブコンサートを開くことに、ものすごく関心と注目を集めます。そこには、利益や知名度など必要なく、純粋に私の演奏が好きな人達が集まって参ります。音質や画質に制限のあるネット配信では得ることのできない、「生の臨場感」を共有できる素晴らしい場です。
 

Q.ラバージョンのスタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製の弾き心地や感想を教えていただけますか?


A.ネット配信ではどうしても配信環境的に電子ピアノに頼ることになります。もちろん、プロのアーティストも使用するのと同じ機材を弾いていますが、アコースティックのグランドピアノに勝るものはありません。このB211は、スタインウェイの中でも優しくて柔らかい音が魅力ですね。また、鍵盤タッチが軽い為に、演奏には繊細さを求められますね。指先の脱力感を大切に弾かせて頂きました。自宅に欲しい1台ですね。


Q.ラバージョン音楽サロンの印象や使用した感想など教えて頂けますか?


A.1Fのサロンは天井が高く、ピアノの音抜けが素晴らしい広がりを魅せます。壁面のパネルの効果も相まって、その広さからは想像できないほどの素晴らしさがあります。ライブコンサートに限らず、レコーディングにも良い環境です。


Q.ゆうゆう様ご自身は熊本からのお越しで、また、お客様も遠方からの方が多かったと思いますが…。イベントを開催する上で上野という立地についてどう思いますか?


A.遠方からいらっしゃるお客様が多いと知り、新幹線のアクセスが良い場所を探しました。新宿や池袋は東京から30分離れますので、上野駅にも近い、ラバージョン様に巡り会い、とても良かったと思っています。


Q.今後はどのような活動や企画をお考えですか?ご計画や展望などをお聞かせいただけますか?


A.趣味の範囲でピアノを続けていくことに変わりはありません。ネット配信を続けつつ、私の魅力である独特な演奏アレンジを楽譜に書き下ろして公開していきたいと思っております。たくさんの皆様に私の演奏を届けたいと思います。